希に暗闇の中で 自分を恐怖させる 「生きている」という感覚が 再び、こんな途方もない場所で 襲ってくるのかと思われたが、 どうやらそれからは助かった。
だが 規則正しく 無限のような いくつも存在するリズムたちに いつか自分だけ取り残されるという 理解は いつでも自分を退行させ、 今度もまた、自分の概念を忘れるという 情けない結果は残ってしまった。
黙って浴槽を出ると、 思い出すこともないのに、 自分があった。
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