4月 1, 2017
tronmc

[模型誌読書ログ]モデグラ 2011年4月号

日々(私の部屋に)増え続ける模型誌。
このままではどの本にどんな大事なことが書いてあったのか、どんな作例が載っていたのかわからなくなってしまう!(加齢と共に)
…ということで、痴呆が進むようにキットの数が増え、作成の質が下がっていく、ガンプラ耳年増のための模型誌読書ログです。

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今回は「月刊モデルグラフィックス Number317 2011年4月号」。
あったら二冊でも三冊でも買っておけ!というくらいにはオススメで、何度も読んでいるのでうちにある模型誌の中では一番くたびれております。

◆特集は「ガンプラ塗装の論理と実践」。

モデグラのガンプラ作例は、ホビージャパン(や、電ホ)より遅れてキット発売翌月以降の掲載となることが多いのですが、その分と言うべきかその代わりと言うべきか、レビュー的な側面より、きっちりコンセプトを立て、独自性を出したものが多いです。

また、キットやら映像やらそのまんまの色使いをしてることが少なく、目次や表紙の写真は新鮮で目を引きます。
もちろんそれが全てカッコイイ、好みということはないのですが、少なくとも「それはねーよ」っていうことはまずありません。

「ガンプラは自由だ」問題(※)とも通じるものがあるわけなのですが、「それはねーよ」が無いのはこの特集にあるような秘訣を駆使しているからなのであり、そういう意味ではモデグラ(のガンプラ作例)の副読本としても機能する特集となっています。

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特集は色相環やトーン表のある、やや座学めいた見開きから始まり、次からはMSの絵やキット写真と並んで、スニーカーや東京タワーの写真が出てくるなど、リアル(現実世界)でのお話を取り入れつつ外堀を埋めてくれるのがおもしろい。

 

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その後は段々と実践寄りになっていき、カラーレシピ、塗り分け、デカール、ツヤの使い方、ウォッシング等々…分量のあるテキストでどう使うべきかの理論を説いてくれます。
通り一遍の作成作業をしていた身としては、今まで何気なくやっていたことにほんの少し手を加えるだけでいいということがわかって、胸が震えたものです。

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例えば、最後にやる「クリアーがけ」。ついつい「クリアパーツとメタリック以外はツヤ消しかけとけ」としがちですが、そうじゃなくても、部位によってツヤを変えてみる。半ツヤなんかも使ってみる。
一回でブシューと吹いてたクリアーがけを、違うものを使って2回3回と分けてやってみる。それだけで印象が変わるものが作れるとあれば、やってみようと思うわけですよ。

高等テクニックだったら尻込みするかもしれないけど、そうじゃない。できそうなものがいっぱいあって、それをするとどう良いのか懇切丁寧に書いてある。モチベーターとしても素晴らしい特集です。

 

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さらには、HGUC Zガンダムを用いた岡プロが行う制作工程紹介や、実践Q&Aなど、ガチのHow to寄りなものまで載っており、まさに至れり尽くせり。

 

◆特集以外での注目ポイント

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ハセガワのバーチャロンキットの作例として、シャドウカラーに塗装されたマイザーデルタの作例。ところどころにカーボンフィニッシュが貼りこんであるのがカッコイイです。
このキットはランナー数28枚で、ガンプラならパーフェクトグレードクラスの工作量があるとか。見るだけで心が折れそうになるという文言には深くうなずかざるを得ません。

また、「緊急小特集」と銘打たれているけれど、「ANA×ガンダムジェット」(B777)作例での初めての人向け旅客機プラモ制作講座というものも。あくまで「旅客機のキットが初めての人向け」であって、模型初心者向けではないぞ。
工程を追う形で、合わせ目消しや基本塗装の後の、キモである胴体の塗り分け(曰く「断面形が変化する円柱のような物体を水平な塗り分けラインできっちり塗り分け」ということらしい)がいかに大変かをさらっと見ることができます。目で見て水平にする必要もあるみたいで、マスキングテープを扱うセンスが要りそう…。

 

◆まとめ

どういう色で塗ろう?と悩んだときに読んでもよし、塗っていて何か足りないときにもよし、塗ること自体にモチベーションを出したいときに読むのもよし…何度でも読んで立ち返りたい特集です。

これからもお世話になると思うのでよろしくお願いしますm(_ _)m

ああ、もっと難なく塗装まで行けるようになりたい…。

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