5月 27, 2013
tronmc

映画:劇場版シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ

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テレビアニメ版は24話一通り視聴。ゲームは未だに序盤の積み気味スロー進行中。

「なんて言えばいい!?」というのが正直な感想。
そして、泣けるのかな、と思いきやそこまではいかなかった。

テレビ版では、序盤何の話なのかわからなかった。(カオスヘッドを意識しすぎたからかもしれない)
10話だか11話だかまで、岡部が何をしたいのか、どういう原理原則で行動しているのか。タイムマシン作ってどうするの?どうなるの?と思っていた。
その後、まゆりの死のあたりから話が一層シリアスになっていくと、そこからはもう奔流に飲み込まれるような形で、息もつかせぬというか、目の離せない展開に引き込まれていったし、時間を旅していく話もうまいなぁ、と感服する次第だった。
ただ、後から考えると、それは序盤の展開でしっかりゆったりギミックが説明されていたからなんだなぁ、としみじみ。

今回の劇場版はそこまでちゃんとやってくれなかった気がする。わかりにくかった。
アニメ、ゲームの段階からそんなに理解度は高くないし、自分の頭が悪いからなんだけれど、デジャヴとリーディングシュタイナーの関係とか、鈴羽がやってきた意味とか、2005年がどうこうとか、なんで?と思うところが少なくなかった。それを、見ていればわかるんだろうな、見逃さないように、と心に留めておく部分に気持ちが裂かれちゃって、あっぷあっぷだったのは自分でももったいない。
テレビだと「蟻でもわかる!」話だったけど、今回は「サルでもわかる」という話に格上げになってしまったようだ。
後半は駆け足気味で、じっくり咀嚼している余裕もなかった。

それでもって、テレビ版でやったことみたいに事態が入り組まないから、どうしても作りもののようなシチュエーションに思えるところが多少。
岡部と紅莉栖が、世界線のはざまで親密になっていって切ないやりとりやキスを…というのは、テレビ版でもあったけれど、あれは意外な(自分が忘れていただけでわかる人にはわかったのかもしれないけれど)副作用みたいなところで出てきたもので、それはもう上手い、上手すぎる、というくらい良くできた目から鱗の話だったから、それがあるからこそ、比べると弱くは見えてしまう。
きちんと前段階で改めて一歩後退したところから距離を詰めてみせたんだから、描き方としては至極全うで、揺さぶる話ではあるんだけれど、なんかこう「ああ、それ、やりますよね。そうですよね」って思っちゃう。
ついでに言えば、タイムリープを諦めてからのくだりも「やらないってことはありえませんよね。やりますよね」みたいな。「わかってるから、わかってるから早くやったげて!」という気分でいる時間も短くなかった。
微妙に紅莉栖の行動が掴めなくて、感情移入も難しかった。

ラボメンたちが岡部を思い出すところはそれこそデジャブが……ディケイド!?

しかしながら、本当に描写は細かいというか、丁寧に言葉を尽くしてくれていると感じた。後半を見るとまだ足りないかもしれないけれど、しっかり尺をかけて描けているところは好感が持てた。
決してわかりやすい話とは言えないし、半端なくファン向けの要素が強いけれど、ただひたすら小ネタを楽しんで見ているのも悪くないかも。そういう部分ではものすごく見所が多いので、ファン必携の一作と言えるのでは。

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