クリスピー物語(の文庫版)
「殻を脱ぐ」ということをテーマとして6つの短編が収録されている。
どれも20ページ弱という分量なので、ちょっとした時間に気軽に読破できるのがうれしい。
内容としては、ミステリー、ファンタジーチックなテイストが少々。
とても短いので展開の妙には欠けるし、どこの学生だよ!と思うようなクサめなオチも多い。
しかし、その分思想的には健全で、同梱(?)のチョコのようにサクッ、と軽く歯切れの良い希望や切なさを味わうことができる。
この本を読むことで根本的な考え方、感覚を手にすることはムズかしいかもしれない。
だが、ちょっとした幸せを感じて、そこから自分を変えるということはできるはずだ。
そうですよね。。。
本にしろ、歌の歌詞にしろ何気ない
一文に発見があったりしますよね。。。
>とんかちさん
おっしゃる通りですね。
なので、短編もなかなか味わい深いものがあります。
この本は300円くらいでお菓子と一緒に手に入るので、お手ごろでいいですよ!