9月 4, 2013
tronmc

映画:劇場版 あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない

俺妹めだってましたなー。しかし今回はもったいないことをした!

自分はこれを100%楽しめてないな、テレビのを全部見ていたらもっと楽しめたな、というのが見ている最中にひしひしと感じれた。
TV版は5話まで視聴。再放送にあわせて見始めたのだけれど、公開までに最後まで行かないようだったし、総集編的な部分もあるということで、まぁいいだろう…と考えていたのだが、甘かった!

なんとなく雰囲気はわかるから、クリティカルな問題ではないんだけれど、回想として描かれるシーンの順序が直感的にわかりづらいのが本当にもったいない。
とくに成仏周辺、お別れ会前後の流れは、けっこうぶつ切りで入ってくるので、頭のなかで整理しなきゃなくて集中しきれず。
全体的に時系列より伏線のつながりを追うことを優先した総集編っぷりで、これは見ていればより生きるタイプに思えた。

また、5話まで見たという視点だと、じんたんがひきこもりだったということは、もっと強く表すべきではないかと思った。アルバイトをしている場面が割りと平然と出てくるが、それが彼にとってはすごく異常なことだと描ければ、めんまへの気持ちというのもより伝わるし、それくらい気持ちがあれば、成仏に戸惑うような部分も説得力が出てくるのでは。花火のためなんだろうけど、そこもわかりにくかったかな。

青春モノ等などけっこう涙ボロボロしてしまうものが多い自分としては、「ここ、なんか泣けそうなんだけど、でも…」という部分が多かった。グッと来る部分もほとんどは「○○だから泣ける」というような、どこから来た気持ちで、どこへ行く気持ちなのかがわからなくて。
ああ、これは感情移入ではなくて、同情なんだな……と空虚に思えたり。

だからこそ、しっかり物事や登場人物の気持ちの流れを細かく追うことで、感情移入に変わるのだろう、感動できるのだろう、という期待ができる。そういうところがもったいな、と思う次第。
よし、しっかりテレビの再放送を見るぞ!という気持ちになっているのだが、これは映画としてありやなしや。ううむ。

とにもかくにも、作品のこと、お話のことを知るための総集編ではなくて、懐古すること自体が物語で、そのために総集編という体を取ったような作りだから、見てないのもったいなかったわ。うん。

8月 21, 2013
tronmc

衝動買えない同人誌と衝動買いする液晶

●18歳未満マナー守るべからず

妹が某同人誌ショップで買い物をした際の話。
レジは一般向けのエリアにあるのだが、レジ待ちの列が18禁のエリア側に伸びていて、見たくない/入りたくないところに入って並ばざるを得なかったのだ。

入れないです、入りたくないです、という人は列に並ぶというマナーを守れないことになる。

こういうお店だと、周りはそういうこと、別に気にも留めないんじゃないかと思う。
自分もそうだけれど、レジ待ちに並んでいる人がそのエリアには入ってしまったからって、特段「アイツエロいー!」なんて思わない。
逆にそうやって並ぶ立場になってしまったときに、焦るとか、気まずいな、と自分も思ってしまうだろう。そういう気持ちが想像できるから、特段気に留めない。
しかし、そういう考えをするからこそ見落としていた視点なんだな、と思う。

お店主導なのか、客側からそうなっていったのかはわからないが、どちらにせよ店舗営業に迷惑をかけないように列を逃がした結果なんだろう。
であれば、なんとか一般向けのエリアにも、並んでも迷惑にならないレイアウトを施して頂ければ…と思う次第。

妹も別に同人を買ったわけではないのだが、自分もせっかく来たんだし何か買ってみようか…?と思ったりもしたのだが、何がいいのかさっぱりわからずタイムオーバー。衝動買いはできなかった。

 

●液晶をてにいれた

図らずも…ではないか。無計画なだけか。
今晩から縦画面に回転可能なフルHDモニタ(24型)が部屋に鎮座しており、どこに片付けて寝るべきか、軽く困っている。

つい何日か前、「モニタアームの実演に使っていた」というスタンドのない液晶モニタがジャンク扱い、お札2枚で売っていたので衝動買い。HDMIでPS3などつないで遊んでいた。スタンドがなくて自立しないから、使うときだけテーブルに立てかけて、あとは終わったら部屋のスミなどに運んで適当に縦に立てかけ。ゲーム終わった後に「おかたづけ」するの久しぶりだなぁ、なんて思っていた。
VESAマウント対応だけれど、アームとかもそこそこお値段するし、そのうちスタンド代わりになるもんでも見つかればいいやお皿立てるやつとか…と思っていたのだが、今度は違うところで安いジャンクモニタを発見。これは動作不良品だったのだが、VESAマウントっぽいがっしりしたスタンド付き。

お持ち帰り。
合体。

自立するフルHDモニタのできあがり。
元々20.1型のスタンドなので、24型でもきっちり保持できる。
が、その分場所は喰う。(いつも使っているテレビはブラウン管なので、それよりは格段にいいけれど…)
おゼニ面といいタイミングといいあり得ないくらい巡り合わせが良かったなぁ、と思うけれど、それで寝床に迷うことになるとは…さっさと部屋を片付ける所存。

8月 11, 2013
tronmc

恐るべしウレタンクリア

ネットでバッファローウイングのレシピを見て、バター&タバスコ多めに作ったら確かにおいしかったんだけれど、本当はどんなもんなのか、外食で味わってみたいところ。
アイリッシュパブにあるみたいだけど、お酒を飲むより、そんな暇あったらやりたいことに時間費やしたい系なので、ランチか何かで喰わせてくださいお願いします。

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ボデーペンを何度も吹いて厚ぼったい光沢を作るのが面倒になり、一念発起して初めてのウレタンクリア。
何年前に買ったんだ…というロックペイントのウレタンクリアだけれど、問題なく使うことができた。とくに劣化するもんではないのかな。
一発でヌルッとしたテカテカが出るんだから恐ろしい。

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痛車なんか背景、キャラ、タイトルコピーと三枚貼りで4,5回吹いても段差があったのに、ウレタンクリア一発で段差が消えて、デカールの段差消しでの研ぎ出しは不要に。

硬化までは、24時間だと足りず、若干粘りけがある状態。
48時間ではきちんと固まっているようで、手触りは固くスベスベだった。
時間がかかるのでホコリ避けは大変。乾燥機みたいな大きな置き場所用意すべきかな。

あとは、エアブラシは入念に洗浄が必要。
とりあえず今回は一回でも、全部バラしての掃除が必要だった。洗浄はガイアのツールウォッシュでOKだった。
加えて塗装中も徐々に通りが悪くなっていったので、短時間でも弱いながら硬化が始まるのかも。
これはこれで面倒なんだけれど、この光沢が一発で手に入るのはすごい。やみつきになりそう。

エアブラシの調子に注意しながら、今後必要なときはバンバン使って行きたいなぁ。

8月 8, 2013
tronmc

Galaxy Note:4.1版からの新機能の印象

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GalaxyNote(SC-05D)にAndroid4.1のアップデートが来た。二回もアップデートで祭り気分になれるとは!
しかも600MB。気合いが入っていると見ていいのだろうか。

●Sペンでの戻る、メニュージェスチャ

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普段使っていないからいつからなのかわからないけれど、Sペンのジェスチャーがちょっと変わってた。
今までは直線スワイプだったものが、記号に。

 

●ポップアップノート

Sペンのボタンを押しながらダブルタップすると起動するアプリが、SメモからSノートに変更。こうなるとSメモを使うメリットがあるようには思えない。Sノートへの移行を促しているのだろうか。
Sメモでできたことはできるようだし、メモ画面自体もほとんど同じものなので、管理するアプリが変わるということ以外はとくに変化なし。
メモしたものはSノートでも、単体のメモとして扱われ、その点でもSメモと使い勝手が変わってはいない。

ただし、メモからノートを作る(メモを吹くんだノートを作る)ことはできないようだ。また、そうして取ったメモには、後からメディアを挿入することもできない。
なので、Sメモと同等のことはできるけれど、一つのアプリでメモもノートも管理できるようになったというくらいで、Sノートとの相乗効果は薄い。

それだったらSメモをSノートに挿入する方が便利じゃね?と思ったが、Sノートの挿入メニューの仕様が変更されていて、Sメモを挿入できなくなっていた。

↑以前のバージョンではのようになっていたけれど…

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↑現状このように。Sメモが消え、録画、動画が増えている。
そこまでしてSメモをハブりたいか!?

 

●画面キャプチャ

キャプチャ時のアニメーションがおとなしくなったので、以前の大仰なのに慣れていると、撮れているのか不安になってしまう。
メニューは増えた…のかな?

 

Sプランナーの手書き入力

メールの手書きは使っていないので試していない。

一番期待していた機能だけれど、アプリから月単位の予定表を出して、手書きモードをオンにしないと編集できないどころか、描いたものが見えない。
ウィジェットでは確認不可能で、アプリを開いてやる必要があり、さらにモードを…ここまで手数がかかると、描いたものを参照したいとは思えなくなってくる。
月単位の表でしか書き込めないのだから、必然的にあまり細かい書き込みはできず、大ざっぱにわかりやすい内容を書き込むことが主になるはずなのに、大ざっぱにわかりやすく描いたことを確認できない。何がしたいのか。

自分が見つけられていないだけで、本当はすぐ確認する方法がありますよ…という話だったら嬉しいんだが。

 

●イージークリップ機能

さすがにサクサクッとは動かないけれど、イージークリップ機能が便利そう。
Sペンのボタンを押しながら画面をなぞると、その範囲を画像として切り抜ける。
切り抜くと、画面下端にそのデータ共有できるアプリが表示され、受け渡すことができる。

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操作中の様子はスクリーンショットできなかったが、上の画面からSメモとSノートのアイコンのあたりを切り抜き、その後表示される共有可能アプリ一覧からSノートを選択し、データを渡すと…

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書き込むノートを選んだ後、このように編集画面に画像が貼り付けられる。
Webページなんかに使うと便利かもしれない。自分には実際に使うシーンがあるかというとアレだけれど。

 

●フォトノート

まだ触っていない。というかこいつで写真撮ることないからなぁ…。

8月 4, 2013
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HGデンドロパチ完了

今週はTBSチャンネルで深夜食堂を一気にやるようで、録画をがっつり入れておいた。
一回だけ見たことがあるけど、少しだけしんみりするような情緒のある感じが好きだったので、見られるのが楽しみ。ちゃんと録画できますように。

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またクリア吹いたりで手が空いていたので、HGデンドロビウムをパチ。
パーツ数は多くないので、ゲート処理をしながらでも二日で完成。
合わせ目はけっこう出るけれど、そんなに難しくはなさそう。接着での位置決めもかなり必要そうだし、やり甲斐ありそう。

とりあえず今は他に仕上げたいものがあるので放置。

8月 1, 2013
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お研ぎ(出し)バナシ

プライズ桐乃痛車。デカール貼った後、ゆったりクリア吹いてたら一ヶ月くらい経っていた。
雨が多かったから仕方ないような、ゲームする時間が増えてサボってしまったような…。その代わりシュタゲがもうちょいで終わるので、気分はだいぶスッキリ。

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何回かクリアを吹いたものを、1500番くらいで適当にこすると、デカールの段差にだけ光沢が見える状態になる。

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1000番くらいで、段差のあたりをこすっていくと光沢が消える。
貼ったとこにこれをやっていくお仕事なのだが、重ね貼りしている部分などは視覚的にも掴みづらくて難しい。
いつになったら終わるんだべ。

8月 1, 2013
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カップヌードルは積んでいない

なかなか初回2時間の一話が見られずにいたけれど、「半沢直樹」見たらおもしろいやんけ。諦めて消そうかとも思ってたけれど、残しておいてよかった…。
こういう経験により、「積み」は美化されていくのだ。

 

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ワンフェスで細かめのキットをちょこちょこと買ってきた。
こういうものに魅力を感じてしまう性分だからしょうがない。

ただ、色塗りがエクストリームそうなものがいくつかあり、チャレンジといえば聞こえはいいが、どちらかといえばM・U・B・O・U。そこで取り出しますは……

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いつぞやのカップガンプラ(1/380)と、これも買ってきたHGデンドロ(1/550)。
これで練習をしようと考えた。

こうやって何か引き出しが欲しくなったとき、すぐにキットを出して練習ができるのが、積みプラ人生のいいところかもしれない。

7月 30, 2013
tronmc

ワンフェス2013夏に行ってきた

ワンフェス2013夏に行ってきた。生で模型がたくさん見られて夢のようだった。
どうもこのブログを見ると、前回の目的はほとんどグッスマにあったようだが、今回はそれはほとんど意識しておらず、変心しすぎ芯ブレすぎだろう自分と感じた。

全部のブースをくまなく回ろうとしたけれど、時間が足りない!
もっとネットやガイドブックでリサーチをしておくべきだったなぁ、というのが反省点。
撮ってきた写真を見てみるとホワイトバランスが適切じゃないものが多くて、ここいらをちゃんとしていけばもっと時間がかかるワケだし…などと、また次に行くことがあるかもわからないのにいらん反省ばかりしている。

 

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ボークスのテムジンとチェインバーに乗る巨人くんさんばっかり撮ってた気がする。

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意外に妖精さんが多かった気がする。美少女ものほど難しくないだろうし、もうちょい買えれば良かったなぁ。

7月 21, 2013
tronmc

映画:劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ

パンフを先に読んだら、しれっと重大なネタバレの絵が載ってて…失敗したなぁ。

おもしろかったけれど、終盤で若干テンションが折れ気味に。理由は大きく2つ。
まず、銀時が過去に飛ぶところ以降の時間的なつじつまがいまいち理解できなかった。自分が理解できていないだけならばいいんだけれど、もしも論理的につじつまが合うような構造ではなくて、それをして何も決まっていない、どうなるかわからないとしていたなら、ちょっとずるい。白夜叉の時点で消す…というところまではよかったんだけれど、なんかモヤモヤ。
時間移動ネタを主軸に扱うものでもないんだし、そういうことを求めてはいけないものなのかもしれないけれど、これが正直に感じたところ。
仮面ライダーとか戦隊が戦う場所ってつっこんじゃいけない、もしくはつっこむのは野暮だったりする。なんでぶっ飛ばされると味スタに行くんだ!みたいな。そういう空気感の話であれば何も気にしないのだけれど。
冒頭で書いたネタバレもこういうところにこだわってしまった理由だろうか。結果がわかっているから、過程を必要以上に重視してしまったかも。
あとは、全員集合で合戦するというところで、金魂篇(金時篇)みたいだなぁ、と感じてしまったことがひとつ。真選組以外はそっちでもいたようなメンツだし、源外のからくりが重要な役割で、消えた記憶を取り戻して云々というところも似通っている。ストーリーを考えると難しいところもあるけれど、せめてもうちょっと登場キャラクターが増える等あればよかったかも。

ただ、そうやってテンションが下がるあたりで「あれ?もう終盤なの?」とも思った。
上映時間が1時間50分ということで、わりかし長めだと思っていたけれど、その割に…ということだ。ポジティブな意味で。
そりゃあ最初の最初は「そのネタでどんだけひっぱるんだ!これのせいで長いのか!?」と心の中でツッコミを入れてしまったけれど、そこ以外は野暮に長ったらしく感じるところもなく、TV版の長編を見るような感じで見ていけた。

ついでに、ツッコミを入れた最初の最初の部分は、これはこれで30分じゃできない、映画だからできることでリッチなことと言える。タイムトラベルまでの部分は、映画泥棒やアレ勃ちぬ(風立ちぬ)、アレが3Dになるとかどうとか…といった映画パロディネタががっつり出てくるサービス精神、センスは素晴らしいなぁ。
また、これほど長く劇中も映画泥棒の存在を意識させた映画というのも無いのでは。映画泥棒パロディのキャラクターは終盤手前まで出てくるのだ。冒頭ではロトスコープとやらで、ほぼそのまんまのものも出てくるのだから恐れ入る。現在は映画泥棒の映像は3バージョン目で、今作で使われているのが2つ目なのが惜しい気がするが、それもまた愛嬌。

これが「完結篇」でアニメは終わりということなのだが、終わりという実感は今ひとつなし。日常を描くところで終わっているが、ボカすことによるポジティブさは感じず、あっさりと終わってしまっていたと、そしてこれが最後でいいものだろうか?と感じた。
個人的には、銀魂のメタフィクショナルなところに大きく魅力を感じているので、万事屋衆が観客(アニメを見ている側)に向かって別れの言葉を言うくらいの方が心地よいと思っている。
そして、そういうことを自分が望んでいるとわかった途端、今回のエンディングによって自分の見る側としての立ち位置が変質したことに気付いた。

銀魂には、過剰なツッコミやメタフィクショナルな演出によって、作品と受け手が気分、気持ち、ときには世界観を共有するような部分があると思うのだが、今作の最後は、何かを共有するものではなく、受け手は客体なのだ。
万事屋はいつもの銀魂の世界に戻っていき、おそらくこれからもその世界で生き続けるだろう。しかし受け手はアニメにおいてはそこでストップ(便宜上に書いておくと、本当に今回で終わるのならば)。これからのその世界や、万事屋の活躍はマンガで見ていくことになるが、それは今作を受け一旦客体になった存在がやることであって、今までの「銀魂を見ている自分」とは別の存在になるのではないかと思う。今までは「立ち会って」いたのが、今度からは「見守る」存在になりそうな。
それでも、それはそれでこういうことが成り立つなら、立派な「完結篇」と言える。
自分としては、若干寂しい思いで見ていくのかなぁ、という被害妄想と、「見守る」とかって上から目線でキメェよ自分、という思いを抱いている。

完結篇という言葉や、終わりますということを聞いていなければ、ただの長編の一つとしてゲラゲラ楽しんで見られていたかもしれないなぁ。ちゃんと銀魂銀魂していて、だから逆に終わるということに懐疑的になったり…以上、ぐだぐだ長くなるので割愛。

7月 9, 2013
tronmc

映画:忍者ゾンビ

はじまって一分と経たずに笑える映画というのも、なかなか無いのでは。
のっけからぐだぐだ展開する下手な日本語とやる気のない殺陣に爆笑。この日本語が下手だとわかるだけで、本当に日本人で良かったと思った。

ミュージックビデオのメイキングみたいな画質で展開されるので、なんだか物語映画という気がしない。
序盤はルームシェアのような感じの屋内の生活空間で進むのだが、実際の手頃な物件を使ったのだろう、あまり広くないようだし、カメラも引かないので、絵面は窮屈。そんなところで殺陣もしちゃうのは恐れ入る。
後半は屋外になり、こちらは広いのだが、人やものに対してカメラが引き気味で、間延びした印象だ。

肝心の忍者なゾンビなのだが、ものすごい中途半端(この映画自体中途半端だけどさ)。
ごくごくたまにゾンビらしいアクションもあるのだが、基本的にはゾンビ要素に乏しい。動きは普通の刀、十手、体術を使ったアクション。頭領はキビキビと配下の忍者なゾンビたちに指示を出したりと知能的っぽくもある。
人間が噛まれればゾンビになるという設定は唯一ゾンビらしい部分なのだが、普通に戦っていて噛む気配がないパターンも少なくない。設定的にゾンビなだけ、とも言える。
ゾンビである必要性に乏しいと見るべきか(忍者らしいかと言われればそれも微妙だけれど)、それともよくあるゾンビ像を基準にして考えてしまう自分がおかしいのだろうか…?
いずれにせよ、滑稽どころの話ではなく存在意義が謎。
そういえば、もう一つ。一応顔が腐り崩れているのもゾンビらしいか。しかし、着衣に乱れはなく、頭も忍者装束の頭巾に覆われているので、顔を見て「ゾンビだ!」と思えるところも多くはない。たいして異形の存在だという感じもしないのだ。

むしろ、禁忌の刀を封印するときの主人公の先祖の、ハラキリしながら眼や口から光を出してる様が一番異常。
ついでに封印というのも、地面に刀が乗っている画で、瞬時に地割れが起き、刀がポン、と消えて、即座に地割れが戻るだけ。その間わずか1,2秒。封印が解かれるときもそれが逆になるだけ。タチの悪い手品のような絵面だ。シュールも呆れも通り越して解脱してしまいそうだ。

唯一良かったのは、中盤から主人公と一緒に戦い始める体格のいいB系男子の活躍。とにかく薄っぺらい行動原理で動くキャラが多い中、ゾンビ化する親友をめっためたにして、そんなことしたくなかったと言う様は妙に情に厚く見える。中盤以降主人公と共闘するが、他のメンツは刀や体術でのきれいな、もといきれいにやろうとしているアクションで戦っていく中、銃とバットで飾り気なく豪放に戦うのもクレイジーながら気持ちがいい。
そして何と言っても、終盤ゾンビに噛まれてからの、銃で頭を撃っての自殺。彼自身も周りの人間も逡巡する暇無く、このシーンはさっさと進んでさっさと終わってしまう。こんな話は他に無いんじゃないかという、びっくりするほど淡白なに進むのだが、それが彼の大雑把で豪放なタチにマッチしていて、潔く見えた。
基本的には、どの人物もアメリカらしいユーモアのあるクレイジー感を持っているのだが、それに見合うかっこよさ、洗練された感じがないのが残念なところ。

DVDを出すよりもYoutubeあたりで公開しておくべき一本ではないだろうか。
その方がまだお金になるんじゃないかと思うし、ばりばりの素人ハンドメイド感もいくらかは許容できる……かもしれない。
正直、ゲ○で70円のときのレンタルだし、選んだのもお金出したのも自分じゃないので、ゲラゲラ笑っていられるのだが、フルプライスでDVDを買ったりしていたら、どんな負の感情に支配されるか想像もつかない。
ただし、結果こそ散々だが、映画的表現を志して努力した跡が見られ(良く言い過ぎか?)、いわゆる「いまいち萌えない娘」のようなものと言える。
また、最初から最後まで全てに渡って的確に欠点を挙げ、それを改善する策を持てれば、…あらびっくり。素敵なクリエイターの誕生だわ。
B級ですらないものとはどんなものか?というのを知っておくという貴重な体験ができた。反面教師としては非常に価値のある存在だった。

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