6月 2, 2005
tronmc

なんでお前はジェフなのさ!?

■17時頃、蘇我行き■

間に合わないかもしれない、もう練習は終わってるかもしれない。

そんな気持ちで東京駅から蘇我行きの列車を降り、引き返した。
例え練習が終わっていたとしても、聖地を見に行こうという気持ちが無かった。
聖地かどうかも定かでなかった。

「ジェフは俺にとってそんなもんなのか?」


就活で東京に行ったついでの、今年の3月だった。
その数ヶ月前、当時のバイトの上司と電話で自分の人格に対する討論が行われ、そこで話がサッカーに傾いた。

「なんで市原が好きなの?」

オシムの言う「中位のメンタリティー」を自虐的に持ち出してのらりくらりと話したが、そこでビシッと答えられなかったことは、たしかに影を落とした。

「影を落とした」…

そんな表現を使うほど重大なこと?

イエス。

過去の自分を紐解かなきゃならないんだからね。

■単純です■

我がジェフ好き、というかサッカー好きは小学生の頃まで遡る。
小3かな?4だったかな?
Jリーグの開幕が契機だ。

とにかく流行ってたからノッた。

サッカーに関してはそうとしか言いようがないと思う。

で、そのサッカー、Jリーグの中でも幾多のチームがあるわけなのだが、どうしてそこでジェフに傾いたのか?
そこで重要なのはチームの「外見」だ。なんだかんだ言って消防だし。

当時の消防な自分にとって、ハイCPにJリーグに触れることができたもの、それはマスコットだ。
アイス、チョコ等々、当時はいろんなお菓子にこれでもかというほどJリーグのマスコットキャラのオマケがついていた。大半はシールなんだけれど。

ジェフのマスコットは、2匹の秋田県、ジェフィとユニティ
この「犬」というものがどれだけ親しみやすいものかは言うまでもない(ハズだ)。かわいいもん。

で、で、この可愛い犬のマスコット、オマケの世界ではけっこう冷遇されてたのよ。

1、ユニティが省かれることが多い。

ジェフィより子供っぽくて、ボールを追う表情が無邪気で、弟分みたいでとってもかわいいユニティ。なのに省かれてジェフィだけのこと、すごく多かった。

2、ポーズバリエーションが少ない。

ヴェルディのとか、3つ4つはポーズのバリエーションがあったなぁ。でもジェフィ、ユニティに関しては2つくらいしか見た記憶がない。

なんて感じで。
でもこれ、子供心にとても想像力が湧いたもの。
他にもポーズがあることを信じて、ユニティも入ることを信じて、それを製品化してもらえることを信じて、そしてどんなポーズなのか妄想して…。

想像力といえば、ユニフォームなんかもそう。
当時は全部ミズノで背番号ナシ、胸ロゴはチームロゴであればスポーツ店なんかで簡単に買えたもの。1万円くらいと、安くはなかったけど。
それを懸賞で当てて一着持ってた(もちろん今も大切に取ってる、ていうか着られる)。

ヴェルディやレッズのユニなんかは、違和感なく外で着られるデザインだった。
実際外で着ているヤツらを指くわえて眺めてたさ。

でも、ジェフのは、「いかにも」。
恥と自尊心の葛藤の中、上手く着て歩けるシチュエーションを妄想してたワケですよ、ええ。

■ニッチマン、俺■

当時周囲にジェフ仲間はいなかったことを付記した上で、ここまで読んでみてお気づきかもしれないが、かような冷遇、マイナーさにあるものは想像力だけではなく、裏返したところに反骨精神やニッチ性というものも読みとれる。

要は、ガキの頃から変人です、俺。
なんか他のジェフサポの方々には失礼だなぁ…

マイナーさはもちろん、上位にいたと思えばドーンと下がったり、そういった浮沈も微妙さもいい反骨材料。

それでも、他とは違うこと。
犬のかわいさ。
黄、緑、赤のビビッドさ、見目鮮やかさ。

こういったものを、信じていた。

ジェフのキャラクターが入ったキャップ(帽子)は、黄色なのですぐ汚れて見えるようになった。
それでも、かぶることをやめなかった。
それだけ好きで、信じてた。

ファンクラブに入ったりもしてたなぁ。

■好きなもんは好きなの!■

昔の選手の名前、今でも覚えてるよ。
そりゃぁ詳しいサポさんには負けるけど。

でもガキだったこともあって(あまり言い訳にしたくないが…)、サッカーの中身までよくわかってなかった。
試合中継を見てもどういうサッカーをしているか理解していなかった。
だから表面ばかり見て、Jリーグ人気が下火になったり、ジェフが降格争いを経験するようなときにはけっこう冷めていた。

そんな自分がジェフ愛を再燃するようになったのも、実は成績が良くなったからだ。
でもそこで、いろんな選手がいなくなっていた中、永輔がまだ残っていたのはすごく大きかった。
彼は俺が消防の頃にも、手に入れやすいグッズに使われていたし、ポジションが(ユーティリティではあるのだが)同じDFということもあって、とても親しみがあった。

彼の健在を知って、大きくなったなりに他の面子にも愛情というか、親しみを持って見てやりたいという気になった。

その中でイビチャ・オシムという監督のおもしろさも知った。

そうして今、もう絶対やめられない、離れられないというところまで来ている。

彼らは、自分の故郷のチームではない。
試合を生で観戦したことは一回もない。

今では出身の盛岡にもJを目指すチーム(グルージャ盛岡)があるし、昔、ブランメル時代(現ベガルタ仙台)に仙台にもいた。

鞍替えしてそちらを応援すれば、サッカー好きな人間としては、サポーターの人間としては、もっと上に行けただろう。

それでも、ジェフを心に持つことをやめなかった。
そして今、自分はジェフのサポーターとしてレベルを上げることを志し、戦う。
そういう時期にいる。

■野暮ったい、俺■

序文で大仰に書いてしまったが、紐解いてしまうと以外とあっけない過去なのだ。どうでもいいことなのだ。ただ、

・メインのスポーツとして(部活など)サッカーを続けていなかったこと
・中身を見ずに好きになっていたこと

こういうことがなんだか悔しくて、恥ずかしくて、逃げていたのだ。

でも今は、地元じゃなくても、未だ見ぬ地でも、ジェフユナイテッド市原・千葉が好きで、見て、応援している。
こいつらの試合速報のメールが欲しいから、おちおち携帯やめてピッチ(PHS。ウィルコムがいいなぁ…と思ってるんだけれど)も持てない。

この間の5節の磐田戦はホントよかったなぁ。感動したなぁ。

ねぇ、俺、もう立派なジェフサポですか?

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