9月 30, 2009
tronmc

3巻読了:機動戦士ガンダムUC(3) 赤い彗星

3巻もするすると読めてしまいました!
相変わらず説明的な文章が多いのですが、舞台がコロニーから戦艦中心に移り、比較的わかりやすくなったかな、と思います。

まだ10冊中の3冊ですが、この段階で既にガンダムっぽい作劇が十分に形成されているのを感じます。
簡単に言えば「勧善懲悪の否定」と言われたものです。誰かが絶対的な悪ではなく、それぞれの主張がぶつかり合う結果生まれていく悲劇…というものが表面化していきます。

それに主人公が立ち向かうというと陳腐でしょうか。あまり所在が無かったり、状況がそうさせてしまうところも大きいのですが、そういう状況に対してそれぞれ「らしさ」を持ったアクションを起こしていくのが歴代のガンダム・パイロットだったと思います。それと比べると、まだ3巻を読了した時点ではバナージの個性はいまいち弱いかな、と思います。
もっとも、物語はまだ序盤で、続きがまだまだあるのであまり心配はしてませんが。心情描写をつぶさに見ることができるあたりは文芸という媒体で表現される強みですが、だからこそ、それを積み重ねていって個性が出れば/出してもらえればいいかな、と思います。

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