9月 25, 2012
tronmc

ガンダムAGE キオ編・三世代編の感想 表層的な話

(フリット編と比べて)だいぶ泥臭さが抜け、リアル系指向となったアセム編。
しかし、どこか間違っているフリットはアセムの踏み台とはならず、アセムもあくまでパイロットとして成長するのみ。心情、思想的な部分は自己実現に割かれ、世代を重ねて立ち向かう、戦争や物語に大局的な影響を与えることはなかった。
そんなアセム編は、キオ編の展望を全くもって読めないものとしていたが、逆に見えないからこそ、いったんリセットというか、良くも悪くも引きずらないで入ることができた。

 

●たのしかったキオへん

キオ編の序盤は、すぐに敵が迫ってきて、新世代のガンダムも出てきて、そして主人公、キオも強くて、なかなかに愉快痛快なロボットバトル娯楽になっていたと思う。
ウットビットとの衝突と和解とフォートレス換装、シャナルアのどうしようもなかった裏切り、宇宙海賊に属していたアセム等、熱い展開、悲しい顛末、大きな謎、と物語上のイベントもバランスよくつまめ、良かったと思う。
尺のせいか大味なところ等、いくつかの悪いところは、これまでの二世代でだいたい慣れたというか、お約束に感じてもいて、そういうことを加味すると「ガンダムAGE」という作品の中で、一番楽しんで見られたのがこのあたりだったと思う。

そういえば、オープニングでレギルスやダークハウンドのシルエットが見えて、だいたいの想像こそついたものの、こいつらは何なんだろう?どういう経緯で出てくるのだろう?というワクワクがあったのもこの時期。

だから、アセム編でやりそうでやらなかった(もとい、踏み込まなかった?)ヴェイガン側へのなびきは、そのままオミットしちゃってくれればと思ったけれど、さすがにそうは問屋が卸さなかった。
やはりガンダムというべきなのか、そこはきっちりと、主人公の戦う対象や意味の発見というかズラしというか…が行われた。これがキオ編終盤から三世代編。

 

●理解できない

三世代編はなし崩し…というか雪崩状態だったとも。
今まで以上に、隙間は多いのに、それについて考えられる余裕があまりなく、咀嚼する前にどんどん進んでいっちゃった。だから、何だったのかよくわからなかった。
キオ編はともかく、フリット編、アセム編はそれぞれの結の部分で、大まかにこういうものだ、と定義、まとめができたのだけれど、今回は本当にわからない!
フリットやアセムは、行き着くところに行き着いたのかもしれないけれど、結果論。

いろいろあるけれど、一番三世代編をわからなくしているのは、心変わりしたキオがどこに行こうとして、結局どこに行ったのかが見えなかったこと。大筋はわかるような気がするんだけれど、なんか腑に落ちない。落ちてこない。
戦場でも人を死なせぬよう戦っていく。
なぜ?というところは百歩譲る。流れからすると飛躍くさいが、とりあえず百歩譲る。
しかし、見ていてそれがよくできたという実感はない(描写不足?)。圧倒的な力でそれを行えるというわけでもなかった。
彼なりに力は尽くしているのだろうし、まずまず実績もあった(大きいところだと、セカンドムーンを守ったこととか)。
でも、徹頭徹尾それをやっているように見えず、中途半端な感じはぬぐえない。そこに対して、反省や葛藤もない。だから、思いつきで行動しているようにすら見えてしまう。
フラムやジラードといったボスクラスに対しては、僕らはわかりあえる、というさらに飛躍気味の説得が始まり、ただ攻撃の手を緩めてしまう。目的に沿った戦闘のポリシーができていない。だから頑張っているようにも見えにくい。

手探りも兼ねたとはいえ、御託を並べてしまった。
感情移入できない、の一言で片付けられるかもしれない。
キャラが立つようなものを見過ぎなのかもしれない。
考えても考えてもわからなくて、どこか違うところを掘ってしまう感じもして、キリがない。これはもう、しばらくはこうしてわからないままでいるんだろうなぁ、と思う。いつか、もっと客観視できるときが来ると思う。
そのときまで待つのが利口かな、と思った。

 

●終わった実感なし。

つまらないならつまらないで、一年間全部見た達成感があってもよさそう、というか大抵あるもんなんだけど、まだ終わった感じすらしない。それはわからないからでもあるし、あるいは長寿のギャグ漫画みたいにしょうもないから、そう思えないのかもしれない。
エピローグも短くて、ちゃんとケリがついた気がしない、というのもあるか?
………BSとかCSで見直すべきなんだろうか…?
自分で言うのもなんだけれど、割かし肯定的に捉えてきたので、ちょっと戸惑っている。
さしあたり、グランサがキット化されればいいな、というのが唯一ハッキリしている自分の気持ちだ。

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