1月 25, 2012
tronmc

ガンダムAGE フリット編の感想

短尺のせいだと思いたいが、見ているときのテンションと、お話側が提示するテンションが噛み合わなくて、感情移入できなかった。

まず、戦闘、MSに入り込めず。
AGEシステムによる成長が、交戦してデータを取らないと働かないというのは、主人公より強いヤツに出会って一回負けてからじゃないと成長しない、という王道システムをにおわせる仕組みの一方、ガンダムに敗北感がないままシステムが使われたように感じた。なので、逆転が生まれず盛り上がらなかった。
スパローは無双っぷりでお釣りがきたけれど、タイタスのなんと不遇なこと。

また、登場人物にも入り込めず。強いて言えばミレースくらい。
とくに主人公、・フリットは陰鬱さも陽気さも際立たない上に、なんだか普通さもない。物語の上でも、きれい事を並べるだけで、能弁以上の気持ちの起伏を感じられず、つかみ所がない。それだけに、挫折、絶望が最後までおあずけになっていたのも惜しいところ。(放り込んだ感は否めないが…)
あれを基点にフリットを育ててくれれば良いものだが、そこを(少なくとも時系列順としては)描かずに次に行ってしまうのもまた残念だ。
しかし、これらは今後の話につながるものだと信じたい。一般的な主人公のように多くの失敗と多くの成長により、魅力的なキャラクターになるのではなく、あくまでただ一点、山田ユリンが助けられなかったことだけにムダに大きなトラウマを抱え、UEは何が何でも人非人、みたいな認識を捨てない、どこか間違っている人間であり続け、そこが息子の反感を買う、くらいにはしてほしいものだ。
というか、そのくらいにならないと、作品のメンツ以前に、きちんとフリット編を視聴してきた方々が報われないのでは。

逆に、そこさえ成立させてくれるなら、フリット編はこれで良かったんだと思える…だろう。強引な台詞も物語も、全てフリットが偏屈になるためなんだ、と。で、アセム編が終わったら、わざわざ1クールかけてあんな踏み台を作るなんて「ガンダム」じゃなきゃできませんよねー、さすがです、って言えればいいんでないのかなぁ。

Leave a comment

Recent Tweet

category