11月 8, 2010
tronmc

映画:ネタバレ有感想2 革新者ミレイナの巻 –劇場版機動戦士ガンダム00(以下略)

「これはガンダムか?」考に入る前に一つムダ話です。
先に個人的に「00」は刹那のお話と結論付けましたが、刹那以外で注目すべきキャラは?と問われたらこう答えます。

「ミレイナ・ヴァスティです!」と。

公式サイトのキャラクターページをザッと見て下さい。パッと見、一番「萌え」っとしてるキャラは誰でしょう?
私はミレイナだと思います。
事実2期からそのケの要員としての雰囲気があったことと思います。そんなミレイナについて、ネタバレを交えつつ注目ポイントを書いていこうと思います。

まずはじめに、先の”「萌え」っとしてる”という点から。
物語や、実際のアニメーションを見れば他のキャラにも萌えっとした部分は認められると思います。
ちょっと萌えだと表現が悪いかもしれませんが…きれい、とかかわいい、でもいいんですな。
しかしここで先の公式サイトのキャラクターページです。スタティックな絵なのですが、ミレイナは群を抜いて「アニメ的かわいいコ」に仕立て上げられているというか、他のキャラとテイストが違うのは明らかなんじゃないでしょうか。
前述したように、セリフの語尾等々、2期からそれ要員ってのもありますが、(メインの)登場人物一覧というページで他と違うテイストにされているのは相当なことだと思うワケです。

例えば今世界バレーがTBSで連日中継されてて、単純に木村沙織、栗原恵とかかわいいだとか、狩野舞子が出てこなくて残念だとか賑わってますが、あの人たちもテレビで動いているからそう見えて、スタティックな絵ヅラ…所属チームの選手紹介写真とかで見ると「あれ?」だったりする側面があると思うんですね。

一応リンク置いときますか。
・木村沙織→
メンバー紹介 | 東レアローズ女子バレーボール部:
・栗原恵→メンバー紹介 : パイオニアレッドウィングス:
・狩野舞子→スポーツビズ 所属アスリート欄

リアルとアニメじゃ違うだろ何言ってんねん、ってのもおっしゃる通りですが、どっちにしたって一側面を切り取ったものではあると思うんですよ。
むしろアニメだから、もっと他のキャラも萌えっとさせとくことはできる。でもそうじゃなくてミレイナだけ。とにかくそういう存在なんです。表層的な面では。

で、これまたネタバレと言いつつ表層的な面に尽きるのですが、劇場版でのミレイナ、三つの出来事。

1.髪型スタイルチェンジで「大人のオンナに脱皮中」宣言。
2.肉体が無くなってもクアンタ内で手乗りサイズになっても「(ティエリア・)アーデさんが大好きです!」宣言。
3.両親のイアン、リンダが(寄り添いつつ)ELSに浸食されそうになるもクアンタのおかげで難を逃れる。

おそらく劇場版の登場人物…というかソレスタルビーイングの面々というのは、大なり小なり今回の「来るべき対話」に対してなんらかの準備をしてきた面々と言えると思いますが、ミレイナは「小なり」に分類されるであろう上に、上の三つのイベントで表面的に話はできちゃうような扱いのため、ぶっちゃけ(少なくとも主体的には)準備をしていたかもアヤシイ人物と言えるでしょう。

そんな中での最大のトピックはティエリア大好き宣言となると思いますが…すごく単純(むしろ下世話?)な考えをすると、大人のオンナへの脱皮はそのためのミレイナの準備だったのでは?と思えます。
そうじゃなくて年頃娘の色気づき感と状況がたまたまバッティングしただけっていうだけかもしれません。そこらへんまでの判断材料は私は思いました。なので、どちらも可能性としてはイーブンと思っています。

そして、仮に相関があったらよりおもしろいし、無くても別に、という話ではあるのですが、やっぱりアーデさん大好き宣言はデカい。

まず、萌えキャラがそれを言っちゃったという事実。これは再確認なのだけど、「00」は萌えキャラ路線じゃない、と。
「萌えキャラ」というものは一般的にはある種のアイドル的存在。で、とくに若年期のアイドルっていうのは誰かのものにならない(てかなっちゃいけないって文脈があるのはモー娘とかAKB48を見ればお分かりのことと思う)。サブカル補正を加えても、大抵主人公とか、主体的な誰かのものになるパターンが多いはずだ。
しかし「00」においてミレイナはそんなに…というかほぼアイドルになっていない。とくに刹那の話というところから言うと、ヒロイン的な位置にマリナとフェルトがいる。で、「00」は割と色恋的な部分においてリベラルというか、くっつけるとこはくっつけてるけど、そのヒロイン2名は(決定的な)それが無い。ゆえにアイドルとしても成り立っていると思う。助演女優って言った方がいいかもしれない。
で、ティエリアの態度はともかくとして、ミレイナのハートは(ミレイナの想う)ティエリアにわしづかみにされていて、それはもうアイドルじゃない。
再確認というのは、とくに1期の言動からルイスが次点候補と思われるが、沙慈があてがわれていたという部分で一度は確認できているということだ。

次に、肉体が無く、手乗り等々実存性が高くない(なんかバーチャロンくさい言い回しですね)ティエリアに対しての好意というのは、劇場版の掲げる異種間コンタクトに通じるものがあるな、と。
いつから好意があったのかはわからない…というか、この確認のために2期を見直したりするとバイアスがかかりそうでイヤだから確認はしないのだが、2期から劇場版への2年の間、想いを暖めていた可能性もあるということや、その間オペレーターという性質上、ティエリア込みのヴェーダと何らかの(有機的なコミュニケーションは考えづらいが)接点はあったということを考えるとさらにおもしろい。
異種間コンタクトどころか、現代で言えば真剣にラブプラスに接してるのと同じようなもんじゃないか!とも。仮に大人のオンナへの脱皮が今回の状況への準備だとすればなおさらだ。賛否はともかく興味深いトピックと言えるのではないだろうか。
また、両親であるイアン、リンダの年齢差と、それを感じさせないおしどり夫婦っぷりにも相関を認めるのであれば、さらにおもしろいトピックではないだろうか。
もちろん、これらは想像の域を出ず、どっちかというと二次創作的においしいですね、的な部分、つまりは「感想って言うより妄想だよね!」ということは認めざるを得ない。が、賛否の賛として捉えれば、ミレイナは刹那やなんかよりもずっと我々に身近なある種の革新者(イノベイター)だぜこんちくしょう!と言わざるを得ないのであります。

あとはティエリアだから良かった、というのもあります。
もちろん、彼がメイン4人の中でこの手の事に関して枠が空いていたのは事実です。中性的なため、初代ロックオン=ニールがセットという方向もどこぞにはあるんでしょう。
しかし、とくに2期の言動を鑑みるに彼はとっても男らしい。
極端なレッテル貼りをすると、ライルはさておき、アレルヤにはヤサ男的な部分もあり、刹那もたまに「これ何て長門有希?」(ホント極論だよ!)ってところもある。そういうところから中性的な部分を引き算しても、ティエリアは十分に男らしい。2期序盤の沙慈に対する態度は「漢」レベルと言ってもいいと思っているくらいだ。だから誰かが惚れてても全くおかしくなかったんだけど、今回ようやくそれが出てきた!という意味でもデカいと感じるんです。

ということでございまして、小粒ながら実はヘタな中核キャラよりもおいしいところを持っていったんじゃないのか?というのがミレイナ・ヴァスティだと思う次第です。あまり目立ちませんが注目です!

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