11月 7, 2011
tronmc

終わったので振り返る「カオスヘッドノア」(360)~1.システム編~

全ルートの読了、及び実績解除が終わったので、簡単にまとめ。
世間ではシュタゲが話題だけど、こちらはわかりやすい超能力バトルのような趣なので、そことは別に評価というか、熱というか、あってもいいんじゃないかと。少年雑誌のマンガみたいな。

すごく衝撃を受けたし、気に入っている作品だけど、あんまり客観的にそれを表せる気がしない。
なんでかなぁ、と考えると、ギャルゲーに対する経験不足だったり、そもそも心のどこかでギャルゲーを未だにいかがわしく思っている、自分の認識の古さを否定できない。
自省も兼ねて、そこらへんを掘り下げながら振り返っていこうと思う。とはいえ、あまりにも長くなりそうなので、挫折しそうな気配と戦いながら何回かに分けてのんびり書き留める。

●システム(構造)まわり

(たぶん)当たり障り無いところから。

どこで覚えたのかわからないが、攻略サイトを見ればいいという意識があって、それにお世話になった。そういう過程でちらほら目にし、実際終わってから「シュタインズゲート」や「らぶchuchu」といった後発品を触ったことでわかったけど、どうもこのゲームは動作が緩慢らしい。
多く槍玉に挙げられているのはスキップ。繰り返しプレイ時に問題になる。
しかし、後発品はメニュー呼び出し等それ以外のところでも、ボタン入力に対してかなり軽快なレスポンスが得られる。
このへん、どれくらいの動作が最適なのか経験が不足しているのでわからない。
間違いないのは、シュタインズゲートを先にやっていたら痛い目を見ただろうな、ということ。それくらい違う。
幸いそこを順序よくやれたので、私は不足を感じないで済んだ。
今は後発含め、携帯機というワークアラウンドがあるが、実は私もPSP版から始め、一周遊んだ後、こりゃ据え置きでじっくりやりたい、と思って乗り換えた。そのときは、特段PSP版がチューンナップされている印象はなく、別の話になってしまうが、(エフェクト、背景動作等の)演出が端折られていることの方が気になった。

すごくどうでもいいけど、このテのゲームにきちんと向き合うのは、数年(片手以上両手以内)ぶり。手を出しては速攻で投げを繰り返してきたので、このジャンルに対してボケていた。それも不便を感じない要因として幸いした。けれど、なぜかPSP版で端折られた演出については、「えっ、ギャルゲーなのにこんなに動くの!?」と驚いた。
なお、投げたゲームについては、攻略サイトを見ていない。見るという思考もないまま投げてしまった。なのになぜ今回徹頭徹尾攻略サイトにお世話になったのかは自分史上割と大きな謎かもしれない。

 

昔の経験ということでいうと、よくよく考えるとこのテのゲームでクリアできたものって片手で数えられるくらいしかなくて、ほぼKIDモノなのも幸いしているかもしれない。
引き継いでいるというか準じているというか、このゲームはそういう仕組みで、基本的には決定ボタンが押せて、セーブ等のメニューが開ければそれでいいものなのが助かった。

「妄想トリガー」という独自システムも、どういう場面でどう使う/操作するか?(=How to use)という想像がしやすく、とっつきやすかった。(半分残念ではあるけど)選択肢の延長にすぎず、攻略(ルート分岐、フラグ立て)にディープな影響を及ぼさないのも、クリアできた大きな要因だと思う。やろうと思えばこれは複雑に絡み合うようにできそうなもの。そんなことになっていたら、投げていたに違いない。

ただ、けっこうゲーム性に欠ける構成だとも思う。
このシステム、非常に展開が読みづらいのだ。
これは今年「俺妹ポータブル」をやってようやく気付いたことだけれど、ノベルゲームの選択肢(的アクション)っていうのは、読解して先読みをするところにゲーム性があるみたいな気がして。もちろん、作品のテイスト等々によって読んでも裏切られることもあるが、そこはユーザーと開発(シナリオ)のバトルのようなもの。私のような手も耳も遅い輩にとっては、フレームがわからなくてもできる格闘ゲームのようなもので、それは本来攻略サイトに頼る必要のないものではないか、とも思う。
もっとも、それを成立させるには一定の決まり事が必要だろう。
展開がステレオタイプであったり、ツンデレとか天然とかいうわかりやすい要素が配されて…。でもそれはカオスヘッドの世界観、物語と相反する…とまでいかないけど、微妙にすれ違う。現実的にもっともらしい設定で裏打ちした非現実感。しかも、ドラマやアニメでも容易には見られない、もしくは察することしかできないさじ加減の非現実感。そういう一筋縄でいかない感じがカオスヘッドの魅力であり、そこには腐るほどエクスキューズがあるけれど、それとバトれというのもなかなか酷な話だ。

気持ちとしては、それに負けまくっているコンシューマということに恥じずに戦っていければいいのだけれど、いったい自尊心とは何なのであろうか。

というのはともかく、攻略サイトを見る過程等で「PC版では(一本道の)ノベルだったが、個別ルートの追加によりアドベンチャーゲームになった!」という、「カオスヘッド」が「~ノア」になった際の売り文句を散見したが、それが正しければ、同じようなテキスト、サウンド、グラフィックという体裁でも、分岐があれば(あと、繰り返し要素があれば?)アドベンチャーゲームと言う、ということになる。そんなものなのだろうか。
「作業ゲー」という言葉が、ポジティブなジャンル分類(シナリオ等の差分を楽しむために作業するんだから苦痛じゃないんだ!このテのゲームってほとんどそういうので成り立ってそうなイメージだけどさ)だったら、私は本作を「神作業ゲー」と言ってはばからないだろう。

そろそろまとめに入る。
ゲームになってるかはよくわからんが、物語を味わうハコとしては悪くない完成度だと思う!以上終わり。

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