7月 10, 2007
tronmc

Xbox360:保証延長は最適解ではない

先週末に発表され、波紋を呼んだ Xbox360 の不具合(リングオブデス)とその保証対応。

Xbox.com – Xbox 360 のお客様へ

旧Xboxを知るユーザから見れば、ディスクのキズ、電源ケーブルに続き「またか」というところだろう。
不具合対応による保証の延長(無償修理対応)が発表されたが、それにしても今回の件は今までの中でも最も対応がマズいと感じる。いや、もうナメられているのではないか?とさえ思う。

修理がタダならばユーザは安心するとでも思っているのだろうか?
私はそうは思わない。
今回の対応は不足だらけだからだ。

● 誤るだけならサルでもできる

まず問題なのは、不具合の詳細が、発生後の現象しかわからないこと。

不具合はなぜ起こるのか、そしてユーザが気を付けるべきことはないのか?
これでは、我々ユーザに対して、不具合が起こるかどうかはあなたの運次第です、と言っているようなものではないか。

ゲーム機は電子機器であると共に、近年の高性能化でデリケートになってきており、ただでさえ我々ユーザには故障に対する恐れがある。
にも関わらず、不具合に対する説明が欠如している。
原因が特定できていないなら、儀礼的だとしても「調査中です」くらいの文句はあって然るべきだが、上記リリースやFAQにその記載はない。
修理ができるということであれば、詳細もわかるだろうとは思わないが、もう少し詳しい説明くらいはできるだろう。

● まるで三万円もするくじ引き

今回の不具合対応プログラムは既存ユーザに対しても適用されるとのことだが、本当の問題はこれから購入しようというユーザへの対応ではないだろうか。

前述の通り、不具合の詳細がわからないので、対処することも、諦めるとか、自己責任だと腹をくくることもできない。
加えて、不具合が起こる本体の対象範囲(製造年月、パッケージ構成等)さえわからない。

そうなると、店頭在庫はどうなのかや、不具合が解消された本体がリリースされるのかどうかもわからない。
ゲーム機に限らず、売っている会社が「よくわかんないけど壊れるかも」と言っているような製品を買いたいと思うだろうか?
遊びたいときに壊れて遊べない可能性が高いゲーム機をわざわざ買いたいと思うだろうか?

こんなくじ引きのような売り物を買った人を対象に商売をするデベロッパーもかわいそうだ。

これで「エリートなら大丈夫です」などと言われた日には笑うしかない。

● 回収も検討すべき

きちんと公式に発表が成されたことは良いことだ、と言いたいところだが、それくらいは当然のこと。

一部で「自主回収」という旨の報道が行われ、公式に否定のリリースが出されたが、最低でも店頭在庫くらいは回収して対処するくらいの対応が必要ではないだろうか?
現状では、したたかに「誠意がありますよ?」というポーズでFF式石油温風機の回収CMを流していたナショナルの足下にも及ばないのではないだろうか。

ライトゲーマー、カジュアルゲーマーを取り込もうとして、ユーザへの対応もライト、カジュアルになっていないか?

そういうユーザはここで指摘したようなところまで考えない?

そんな考えならば、そういう層にはいつまで経っても Xbox を売ることなんてできないんだから、さっさと方策転換してくれることを望む。

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