6月 9, 2005
tronmc

レビュー:ペプシマン(プレイステーション)

■忘れるなってば■

いやホントに。最近影が薄くなってきたけど、忘れちゃダメだよ。

流行り廃りに流されて、ヒーローもポイポイ取り替えるのかい?

そもそも最近は、何の流行りか知らないけど、謎を振りまくお話と、それに振り回されるヒーローばかりだ。

そんなやり方ばっかりじゃ、みんなも不安になるばかり。

でも結局は空腹の人に顔をもぎ取って差し出すような、あの人が一番支持されてたりする。

彼だって、あの人並みに親しみやすいキャラだと思う。

アメリカンだって違いはあるけど、真面目で間抜けなもんだから、目が離せないんだよこれが。

たった30秒程度のCMじゃ、ギャグっぽいところばかりが強調されて、そんなことわからないかもしれないけど,
まぁ、その、なんだ、このゲームをやればバッチリなワケですよ( ´Д`)y-~~

ていうかコレ、昔は腐れPC移植メーカー、今じゃ有名なギャルゲメーカーであるキッドのゲームだったりする。認めたくないものだな。

■短いって?ちょうどいいよ■

このゲーム、3ステージ構成の舞台が4つの、計12ステージしかありません。

短いって?
そうかもしれない。

うまくプレイできれば、の話だけどね…。
そう、ちょっと難易度は高め。
しかし、使うのは学習能力と反応力。要は繰り返しやって「こうすればいける!」っていうタイミングや動作をちょこっと考えて覚えるだけ。スーパーマリオに近い感覚だと思っていい。

ついでに言うならアナログスティックは不要だし、必要なアクションは基本的に横移動とジャンプとスライディング(どちらもワンボタンで可能)だけなので、余計なイメージと操作のズレを感じずに、ステージ構成と自分との戦いという構図を楽しめる。

ただし、強制スクロールで、ペプシマンはクラッシュバンディクーばりに、いや、それ以上に画面奥へ向かってヘマをしない限り延々と走り続ける。立ち止まってのんびりしたりするヒマはないゆえ、そこは油断なさらぬように…。
操作の上では常に緊張感と隣り合わせだが、各ステージの障害やオブジェクトが、なかなかペプシマンらしい「なんでやねん!」感溢れるものになっているので、きっとそんなに気を張らずにプレイできるはずだ。

■さすが全編CM!■

障害やオブジェクト以外にも、らしさは満載。

スーパーマリオのコインのように、ステージにはペプシ缶が点在している。さすがにもうこの反重力○○○にツッコミを入れる人はいないと思うが、それを一定数取るとペプシマンはライフが回復し、その際おなじみの「シュワー!」ボイスを出してくれる。

思わず、ああ、なんてうれしそうなんだペプシマン!とか思ってしまい、プレイにワケのわからないモチベーションが湧いてくる。

もちろんライフが回復する、ということはライフが減っていた、ということ。
つまりそれ以前のプレイで何らかのダメージを負っていたワケだが、そのダメージのときも、実に痛そうなボイスを出してくれる。
文字にすると「プシュワーッ!」とか「シュオォォォッ!」ってなモンなのだが、ウル○ラマンともまた違う彼独特の野太い声は、とにかく筆舌に尽くしがたい。必聴である。

ペプシマンもCM以上の強烈な個性を放っているのだが、このゲームには彼に負けず劣らずの強烈な個性を放つキャラクターがいる。

それは、ムービーにのみ登場するやたら体格のいい白人のおっちゃんである。
おっちゃんはペプシだらけの生活。冷蔵庫を開ければびっしりペプシだし、しまいにゃペプシの空き缶だらけで部屋が歩けるのかっ!?っていうほどにまでなってしまう。

ゲラゲラ笑い、食い散らかし、挙げ句の果てにはムービーの最後に必ずペプシの宣伝文句(セリフ例:「Pepsi for pizza!」)を垂れ流してくれる。

ハッキリ言ってムカツク。

が、憎めなくなっちゃうほどの快活さと自堕落さの持ち主…。

彼が画面の中でゲラゲラ笑う光景を画面の外で見て笑うのは、なんだか動物園みたいな感じだ。

■総括■

今や「懐かしい」という言葉で表されるようになったアクションゲームとしての硬派さと、世界観のユニークさが光る!というか輝く!ボリュームも、価格や難易度を勘案すればかなり良い。気晴らしにパーッと遊べちゃう一本だ。
– 評価 –

総合:正直、総合的なバランスで見ればイチオシ。

個人:9点あげちゃう!

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