9月 13, 2012
tronmc

テンプレに収まらない、昼ドラ「赤い糸の女」のぶっ飛んだ展開

今月から始まった昼ドラ、「赤い糸の女」。
今日(第9話2012年9月13日)の話が恐ろしくぶっ飛んでいて笑った!こんなに酷いぶっ飛びはそうそうないんじゃないだろうか。概要を記しておく。

●今日までのあらすじ

主人公は同じ女子大に通うとあるお嬢様と、寮のルームメイト。そこに、これまた同じ大学の新たな美人さんがルームメイトがやってくる。
実は美人さんは主人公の中学の同級生で、よろしくない容姿のせいで主人公と比較され、バカにされていたが、主人公の父の整形外科で徹底的に美容整形を行っていた。
それを知った主人公。認める整形美人。そのことは二人の秘密となった。

お嬢様には婚約者がいたが、彼は裏では遊び放題。風俗店でバイトをしている整形美人を指名しまくり致しまくり。後に、お嬢様がルームメイトとして整形美人を婚約者の彼に紹介する。当然婚約者の彼はバレたらマズく、整形美人は優位な位置に立つ。また、それを主人公にも吹聴するが、それも公になったらマズいので、二人の秘密になる。
それと前後して、主人公は、お嬢様に婚約者だと紹介され、面識ができた彼に惹かれていく。
それを感じ取っていた整形美人は、風俗で婚約者の彼の相手をする中で、主人公を抱くように進言。その通り秘密で二人は落ち合い、情事に至る。
また、整形美人は同様に、今まで婚前交渉の無かったお嬢様も抱くよう進言。その通りとなり、ルームメイト三人とも、彼との肉体関係を持つことに。

主人公には一応の彼氏がいるが、何者か(実は整形美人)の手引きにより、彼氏は主人公が婚約者の彼と逢い引きするところを目撃する。彼氏は以前婚約者の彼にやり込められた因縁からか、それをお嬢様に密告。
お嬢様はショックを受け…

というのが、大まかなあらすじ。

 

●今日のお話

当然、お嬢様は主人公を叱責する。だが謝っても無駄。
しかも、整形美人もバイトで肉体関係を持っていたことが露呈。
整形美人は、三人がそれぞれ肉体関係を持っていた事実を、大学の講義で習った日影茶屋事件(フリーセックスを提唱していた妻持ちの作家が、他に恋人二人とも関係を持ち、後に片方の恋人に刺される)になぞらえる。そして、結婚するまで三人で婚約者をシェア(共有)しようと言い出す。また、三人の間で隠し事はせず、秘密を共有することで団結しよう、とも。
なんと、それに主人公が乗ってしまう。秘密にしていた整形のことも話し、秘密なしだよ、OKだよ、と。
一瞬言いくるめられ、それを受け入れるように思われたお嬢様だが、さすがに二人とは一緒にいられない、と出て行ってしまう。

 

●ここがおかしい!

・男を三人でシェア
・秘密を共有して団結

この提案はもちろんおかしい。火に油を注ぐ提案だ。しかし、整形美人はまぁ昼ドラではよくある歪んで狂ったキャラなので、この程度は屁でもない。ついでに、気に入っているとはいえ、関係は基本仕事でのものであり、そこに通いまくる婚約者の彼にも非があるので、まぁ、百歩譲れる。

問題は主人公の方で、整形美人の婚約者の彼への進言があったとはいえ、それを知らず、望んで不貞な関係となったのだから、誰がどう見てもこの人は悪い。弁解の余地はない。謝って謝って謝るしかない。
にも関わらず上記の提案に同調し、その裏打ちに整形美人の秘密すら暴露してしまう。開き直りもいいところで、寝取ることを正当化しようとする。

ドロドロ系昼ドラには、必ず非常識な狂気の人物がいるもので、今回は整形美人がそれにあたる。そういう人間は筋の通らない狂気の論理を発するものだ。お約束だ。
しかし、(現時点ではさほど)狂気の人間でもなく、ましてや主人公という人物が、ワークアラウンドとはいえ、狂気の論理に同調するというのは、同じ論理を振りかざしても、根本的に構造が違う。

その点を斬新と見るか、作劇・脚本という、製作のレベルから頭おかしいと見るか。
今後の主人公の足取りによっては、そこらへんがハッキリするかもしれない。
くだらないけど、注目せざるを得ない。

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